訪問(アウトリーチ)による支援が必要な理由

(1)通所事業所は、実際に自宅での訓練ではないため、訓練内容が日常生活に反映させていくことは難しいが、訪問によるその場での訓練は効果が高い
(2)状態像や対人関係が不安定な障害者で、最初から通所することがかなわない人たちへの支援として
(3)既存のサービスでは、集団での訓練になることが多いため、利用者が日常生活において抱える多様なニーズを個別的、かつ適切に対応していくことが困難な場合が多いが、訪問は、それぞれの住む場所で支援を提供するので個別対応となり、効果が高い
(4)獲得した生活スキルを、修了後に住む場所・地域にある道具や社会資源を活用し、実際の生活で使えるようにするためのフォローアップとして
(5)同居家族と安寧に生活するための合理的配慮や役割再確認等の環境調整が可能
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訪問生活訓練でできる支援項目



●食事の介助
●清拭や入浴の介助
●排泄の介助
●身体整容・洗面の介助
●着替えの介助や体位変換
●移動などの生活動作の介助
●医師から処方された服薬の介助(一包化しているもの)、
市販薬は対象外
●通院時の外出解除
(院内で待っている時間の利用はできない)
●一部の医療行為
(爪切り、湿布はり、軟膏の塗布、血圧計を利用しての測定等)



●洗濯(家庭用洗濯機では洗えないもの、ドライ品はダメ)
●掃除
●ベッドメイク
●衣類の整理・補修
●一般的な食事の準備や片づけ
●食品・生活必需品の買い物代行
(いちばん近いスーパーでの買い物に限定)
●代筆、代読
●利用者本人が服用する薬取り
●利用者本人の手紙の投函

soshiki